アスベストの分析に携われる資格とは?

アスベストの分析を行うためには、第一種作業環境測定士と第二種作業環境測定士の2つがあります。第一種は、デザイン・サンプリング・分析(解析)など全ての業務を行うことができますが、第二種はデザイン・サンプリング・簡易測定器を使った分析業務のみになるので、第一種よりも作業領域は狭くなります。いずれも国家資格になるのですが、最初に第二種を取得してから第一種を取得する場合は、取得済みになっている部分一部もしくは全ての試験が免除されるといいます。取得済みになっている資格は、アスベスト調査や検査などで役立てることができるものです。

作業環境の中に有害な因子が存在しているとき、有害な因子を取り除いたり一定の限界まで手軽減させるなどが必要です。しかし、これらの対策だけではアスベストなど有害な因子による労働者の影響を十分な程度まで減らすことができないときには保護具・保護衣などの装着が求められます。作業環境中に存在していることが判明している有害な因子には、有機溶剤・鉛・化合物・特定化学物質、風塵などの有害な物質・電離放射線・電磁波・有害光線・騒音や振動・高温低温・高湿度などの物的因子などもあります。なお、作業環境管理を進めるためには、作業環境の中で有害な因子がどのくらい存在しているのかといった把握が重要で、この把握を作業環境測定と呼びます。

作業環境測定しの資格を取得するときには国家試験の合格はもちろん、登録講習を受講して修了審査で合格する、そして作業環境測定士への登録が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です